練習艦木曾(ロンドン条約で一瞬だけ練習艦指定だったことが実際にありました。実際に練習艦経験してるのは大井だけなんですが、一応球磨型は全員一度は練習艦指定されたことあります。) pic.twitter.com/Vf9VSUdmf0
香取先生にもこういう時代が在ったかもしれないーと言うか、在りなさいよ。という妄想。pic.twitter.com/Q5MN7qEc08
特にワンドロ関係なく練習艦羽黒ちゃんぬ
やさしそう
ちなみにE3乙おわったところです pic.twitter.com/ODcmDaBNEJ
練習艦の制服ってなんかアイドルのコスチュームぽい気がするpic.twitter.com/KGkEDpUhPl
練習艦を経験した軽巡洋艦について
さて練習艦を経験した軽巡洋艦について。5,500トン型巡洋艦は戦前、1年おきくらいに「お休み」をもらっていて、その間各鎮守府に籍を置いて兵学校や機関学校の練習艦を務めていることがしばしばある。表にはまだ抜けが多いけれども。pic.twitter.com/BLQ8aRoNnV
このとき、練習艦隊には八雲・出雲が居て、兵学校練習艦を木曾、砲術学校などの練習艦を山城や五十鈴が務めている>昭和3(教育)年度艦船役務予定の件 | 国立公文書館 アジア歴史資料センター bit.ly/1592VfC pic.twitter.com/0nfDhEcJXb
香取の制服を大井っちとかに着せている二次創作をよく見かけるようになったけど、実はあんまり正しくない。二等巡洋艦大井は兵学校練習艦を何度も務めたが、香取のように遠洋航海を行う練習艦隊に所属したわけではないからだ。前者の「練習艦」は役職名、香取の「練習艦」は艦種名といったところ。
香取の衣装がなんであんなに豪華なのかと言えば、寄港先では正式に大日本帝国政府の代表として遇されるレベルの格の高さを、練習艦隊は有していたから。
練習艦について補足。先般の史料 bit.ly/1DAZ6xV では、まず第一艦隊・第二艦隊・第一航空戦隊……などに所属する実働中の艦船がいる。「練習艦隊」はこの実働枠。で、これら実働艦船に続いて、練習艦船・在役特務艦・警備艦船・予備艦船という枠がある。(続
承前)兵学校練習艦の木曾や機関学校練習艦の多摩はこの「練習艦船」枠で、それは練習艦隊の含まれる「実働艦船」枠とは別枠なのである。イメージとしては、長期休暇中に里帰りしている大学生が地元で近所の子に勉強教えているようなもの。いっぽう香取はそもそも教職。そういう違い。
あー、さっきの史料、練習艦船とか警備艦船とか予備艦船とかがたくさん居てあんまり実働艦船がいないのは、当然、平時だったから(昭和2~3年。満州事変よりも前)であります。戦時でもないのに軍艦をフル稼働させる理由もなし。このあと、満州事変→上海事変→日中戦争とどんどん忙しくなる。
昭和7年夏、海軍兵学校練習艦・大井の行動予定。妄想の材料にドゾー>第2756号 7.7.23 兵学校第26号の69練習艦大井行動の件 | 国立公文書館  アジア歴史資料センター bit.ly/1Em1veC
昭和7年10月、軍艦大井は神戸川崎造船所で修理中なので、外国の艦船が来航しても礼砲撃ちませんという通達>第184号 7.10.8 軍艦大井礼砲不施行の件 | 国立公文書館  アジア歴史資料センター bit.ly/1Em2Vpd
昭和9年春、水雷学校の魚雷発射訓練用練習艦として、第7駆逐隊から朧・曙が借り出されている。こういう仕事はいろんな艦がやってる>第1692号 9.4.16 兵学第26号の63練習艦隊巡艦の件 | 国立公文書館  アジア歴史資料センター bit.ly/1Em4kfD
「井上比叡艦長」>検閲 恒例検閲 昭和9年恒例検閲実況上奏の件 呉鎮守府 佐世保鎮守府 舞鶴要港部 大湊要港部 馬公要港部 恒例検閲 旅順要港部 第1艦隊 第2艦隊 第3艦隊 練習艦隊(3) | 国立公文書館  アジア歴史資料センター bit.ly/1Em5KXp
「殊ニ古鷹ハ予備艦ヨリ本年度新ニ艦隊ニ編入セラレタルニ拘ラズ各種ノ躍進的訓練ニ於テ上下同心協力以テ克ク他ノ二艦ニ追従シ今日ノ成果ヲ収メ得タルハ大イニ可ナリ」>アジア歴史資料センター bit.ly/1592VfC pic.twitter.com/fxUFXIh5fk
「他ノ二艦」=青葉・衣笠。昭和9年の第6戦隊の話。なおこのときの青葉艦長は三川軍一>国立公文書館 アジア歴史資料センター bit.ly/1Em7MqB pic.twitter.com/m14GV6T1fb
こっちは昭和11年5月現在の練習艦指定。比叡と木曾がいろんな海軍学校の練習艦をやっていて、特に木曾が大忙し。 bit.ly/17PhMyx pic.twitter.com/xfnWVQdYQ8
@oi_nakami 要するに、大井がやっていたような海軍学校での「練習艦」はけっこういろんな艦が経験しているんですよね。大井は長かったですけど。いっぽう香取がやっていたのは、それこそ政府の公使として他国へ赴くようなスペシャルな仕事で、だからこそあんな仰々しい制服である、と。
あまり詳しいわけではないのだが、練習艦隊だと年がら年中訓練のイメージ
一方軽巡あたりの練習艦任務は手空きの艦艇を訓練任務に充てているイメージ
専従の練習艦を用意して兵学校卒業生の遠洋航海を行う、という海軍は日本の他にもフランスやドイツがあるけど、米英海軍はやらないとか(兵学校卒業後すぐに艦艇配属)
こんな感じで、海軍兵学校以外の各種学校は手空きの艦艇を充てがわれる感じ



とりあえず練習艦はシコいということで
今年の夏も薄い本が厚くなるな