552: 名無しさん@おーぷん 2014/09/22(月)16:08:33 ID:ZsDg9PLi5
何か、また流れをぶった切るようであれだけど
この前まで千歳に乗ってた方からの話を書いていたものだけど、ようやく纏まった&リアルが落ち着いた
なので、書いていこうと思うがよろしい?

553: 名無しさん@おーぷん 2014/09/22(月)16:08:52 ID:43HS8fFYw
>>552
ぜひ頼みます


598: 名無しさん@おーぷん 2014/09/22(月)16:25:16 ID:ZsDg9PLi5
>>553~558
了解、んじゃ書いて行くぞよ

今回も話を聞いたおじいちゃんの記憶による物が大きくて、時折、ん? と思うところがあるとは思う
実際、俺らもその辺で未だに調査中というか、妙なことになってる部分があるから、その辺はある程度省いて書いていくお

それじゃあ、信濃に乗艦するまでを書いていこうと思う

このお爺ちゃんだけどレイテを生き残ったあと、救助された軽巡の中で意識を失ってから気が付いたら別の艦に移されていたらしい
んで、そのまま内地に帰るんだけど、この時の艦の名前とか船団名とか聞いたのにド忘れしたみたいなので、ノートにも記載がないし、ご本人も船団にいる時の記憶は暇だった、その位しか記憶にないとの事

呉に着いて、瑞鶴と瑞鳳の乗組員だった人たちが次々とどこかへと、明らかに好意的じゃない連中に連れて行かれるのを見て、俺も連れて行かれるのかと、半ば諦めの心境だったみたい
だけど、千歳に乗艦していた自分は連れて行かれることもなく、ほとんど連行と言って良い位の様子で瑞鶴や瑞鳳の乗員を連れていった連中の中の一人が、貴様は横須賀へと向かえ、とだけ言われて切符を渡されたんだと

それを見た後、ただ、俺は横須賀に監禁されるのか(その時には戦没した乗員がどんなことになっているのか、それが噂と言うかほぼ確信して皆で噂しあっていたようだよ)位にしか思わなかったそうな、そうして、呉から横須賀へと向かう列車に揺られて向かっていったんだ

尚、日付としては内地に到着とあるのが、11月7日で、横須賀に到着したのが11月9日らしいが、広島から横浜まで2日で当時の列車で着くものなのか? と疑問に感じてはいるが、この辺は曖昧な可能性が高いと言うか、検証せんといかんね…… 本当にご存命中の内にやっとくんだった……


そうして着いて、沖合いに漂泊(当時は何時空襲が起きるかわかんないから、出港できる艦は、錨を降ろさないでいたそうな)している信濃を見て、(°д°)こんな感じの顔になったそうな
最初は沖合いに新しい飛行場でも建設したのか? と、疑問に思うくらいだったらしいしね

603: 名無しさん@おーぷん 2014/09/22(月)16:27:39 ID:PXhH4hjdL
>>598
信濃そんなでかいんか

611: 名無しさん@おーぷん 2014/09/22(月)16:30:35 ID:dHW9fQrQ3
>>603
信濃は全長266m
駆逐艦の2.5倍くらいの大きさだね

613: 名無しさん@おーぷん 2014/09/22(月)16:30:45 ID:43HS8fFYw
>>603
原水空母エンタープライズ就役までは世界最大の空母だったみたいです
(活躍したとは言っていない)

617: 名無しさん@おーぷん 2014/09/22(月)16:31:34 ID:L4taFXdcc
>>598
待ってました
そういや去年千歳乗員の人の講演会行ったんだが
その人が千歳に乗る前に関東で訓練していた際に、大和型を改造した空母を建設して
いるのを見たって話してたわ、でかい空母だったって言ってた
その時もらったチラシがこれ
no title


636: 名無しさん@おーぷん 2014/09/22(月)16:38:24 ID:ZsDg9PLi5
横須賀に着いて信濃を驚きの表情で見た後、一応は待ち合わせ場所が指定されていたので、そこに向かえば歳若い、明らかに二十代には達していないだろう新兵が待っていたんだと

んで、その新兵に沖合いの空母に格納庫の艤装員としての着任だと言うこととかを説明された後、自分と似た連中が一緒に乗っている内火艇に乗って信濃へと向かったみたいよ
ただ、近付いていくに連れて、監禁所に送られた方がマシかもしれんと、思う噂話がチラホラと聞こえてきたらしい

事故が多発していて、作業員のほとんどが転倒とかすると重傷を負って退艦して、その度に捨て駒のように作業員が補充されるとか、死んだ作業員も大勢いて、その人達が毎晩のように化けて出るとか、そんな噂話を耳にしたそうな
そうしてもう飛行甲板は見上げないと見えないくらいに近付いてきた時、学校の運動場とかに起こる砂埃と言うかあんな感じのが、風が吹いてから起こったのを見て、嫌な予感は確信に変わったそうだよ

これはデカイだけで録でもない空母だって、普通の空母なら飛行甲板から砂埃なんて起こらないしね

645: 名無しさん@おーぷん 2014/09/22(月)16:40:21 ID:HWxBtcRBS
>>636
砂埃は分かる気がするな……
変な空気の場所は来るはずの無い方向から風が来るんだよな

649: 名無しさん@おーぷん 2014/09/22(月)16:41:53 ID:iKMJZl4Vi
>>636
兵器として信じるに足りないってことをビンビンと感じたってことなんだろうなあ
そんなものは棺桶にしか見えんだろうね

650: 名無しさん@おーぷん 2014/09/22(月)16:41:58 ID:L4taFXdcc
>>636
事故がよく起きるほどの慌てた突貫工事だったんかな
海の上に浮いてる艦で砂埃が舞うってのはすごいな

652: 名無しさん@おーぷん 2014/09/22(月)16:43:25 ID:43HS8fFYw
>>636
見た目はラーカイラムだが実際はボールというわけか

661: 名無しさん@おーぷん 2014/09/22(月)16:45:15 ID:NfKxbgTk9
>>636
量ではなく質をとったはずなのにどうしてこうなった

667: 名無しさん@おーぷん 2014/09/22(月)16:46:36 ID:IQ2jhHkr8
>>636
砂埃というか、なんか良くないものが蠢いていたんだろうね
でも建造中なのに何が憑いちゃったんだろう?
海外から内地に戻ってきた霊たちが入っちゃったのかな

675: 名無しさん@おーぷん 2014/09/22(月)16:48:19 ID:2hW7Oza7I
>>667
まだ戦いたかった霊が帰ってきて艦に乗るって考えると
ちょっとありえそう

688: 名無しさん@おーぷん 2014/09/22(月)16:52:24 ID:ZsDg9PLi5
そうして、舷悌から艦に上がる(この辺にも曖昧な点が、ご本人は艦首から上がっていったと言っていたんだが、信濃の舷悌の位置ってここだったっけ?と疑問に思っております、詳しい方ツッコミプリーズ)と、見た目はキチンと組みあがっていたそうだよ

見た目はね

良く見れば、外の外版との繋ぎは強度が要求されない所は溶接されていたらしいけど、明らかに下手糞というか、どうやって繋がっているんだ? と思えるくらいの奇跡的な部分が多々あったみたい
その上に格納庫に入れば、大和坂と呼ばれた傾斜はそのままに見えるくらいに艦首側の格納庫甲板は傾斜しているし、そこに合わせる様にエレベーターが下りてくるんだが、段差が出来ていたみたいよ
実際には大分矯正はされたらしいけど(大和坂)傾斜がきつくて、これ以上の矯正は無理だったらしい

その上に爆弾庫から格納庫と、飛行甲板までを一直線につなげる事ができる揚弾装置の搭載も行われる、筈、そうその筈だったのに搭載はおろか、基礎の工事が行われている段階で放置されて鉄板で塞がれている状況、格納庫の中は色んなケーブルやら機材に資材類がごちゃごちゃと置かれて、航空機格納庫じゃなくて資材置き場と言われた方がしっくりくる状況だったみたい

そうして飛行甲板にいるっていう艦長たちへの挨拶の為に飛行甲板に上るんだが、これがまた酷いことが証言されているよ

まず、吃驚というか呆然としたのが、飛行甲板はコンクリート張りだったということ
その上に、きちんと施工すらされていないのは明白で、飛行甲板は平らにならされていたけれど、各所にヒビが入っている上に、塩害に対応してないコンクリートでも使っているのか、砂埃が普通の風が吹いている状態なのに酷かったみたいよ

698: 名無しさん@おーぷん 2014/09/22(月)16:54:20 ID:HWxBtcRBS
>>688
まさしく張り子の虎だな
信濃国は甲斐の虎の国だと言うのに……

718: 名無しさん@おーぷん 2014/09/22(月)16:56:19 ID:iKMJZl4Vi
>>688
こんなものを運用するのかって気分にもなりますな、そりゃ 艦長ほかの乗員の心境も同じだったんだろうなあ

747: 名無しさん@おーぷん 2014/09/22(月)17:00:00 ID:L4taFXdcc
>>718
艦長は空襲を避けるために夜間に出港したんだっけか
そんなにボロボロの空母だったら爆弾と魚雷のどっちを食らっても沈んだかもな

840: 名無しさん@おーぷん 2014/09/22(月)17:18:08 ID:ZsDg9PLi5
減速中だけど書いて行くぞよ、ごめんなしぃ

そうして挨拶が終わって信濃での日々が始まるんだが、酷い、この一言しか出ない
まずは格納庫を仕上げないといけないんだけど、当時の信濃は格納庫偽装のほとんどの物が工事中止だったりしていたので、ほとんど仕事がない状態
更には片付けられる仕事を片付けようにも、格納庫は資材置き場と化している上に、酷い部署では粗大ごみレベルの物までおいていたから、格納庫の艤装工事は遅々として進まない

この辺りのことが原因で、何度も喧嘩になったと証言されているよ

その上に艦内を歩く時にも細心の注意を払わないと、自分が踏みそうになっていた所に切られておらず鋭利な刃物のようになっているリベットの残しとかがあって、非常に危険だった模様
だけど、熟練工が仕上げたと思われる機関区画は、その他の区画と比べると月と汚物レベルで出来が良くて溜息が出るくらいだったそうな

なお、このリベットの残しがこの方の退艦理由に関わってくるので、良く覚えておいてくだせぇ


それに事故や故障も頻発、着艦装置の故障は記録にも大量に残っているので、知っている人は沢山いると思うけど、実はエレベーターも頻発していたようよ
数時間か、数十分で解消されていたらしいので、記録に残らない面もあったそうだけど、ご本人にアジ暦の記録を見せたら、よくもまあこんなに減らしたもんだww と苦笑い気味に仰っていたよ

次回辺りに信濃での発着艦テストの模様を語ろうと思う、多分次スレにした方がよろしいとは思うが、お付き合い頂けたら幸いです

865: 名無しさん@おーぷん 2014/09/22(月)17:23:29 ID:iKMJZl4Vi
>>840
リベットが退艦する理由かあ……痛い話になりそうですなあ

879: 名無しさん@おーぷん 2014/09/22(月)17:24:45 ID:6DLyJGLWX
>>840
当時の日本は溶接技術低かったからリベットなのは知ってたけど、先が鋭利に尖ったリベットって役目果たせてないやん。
ドイツあたりはビスマルクでも溶接8割以上なのにな。

884: 名無しさん@おーぷん 2014/09/22(月)17:26:15 ID:HWxBtcRBS
>>879
ドイツ人はそういうとこほんとクソがつくほどマジメだからな
鹵獲したソ連の兵器が作りが適当過ぎて半ギレするくらいには

890: 名無しさん@おーぷん 2014/09/22(月)17:28:17 ID:HxyK3xYSC
>>884
そういうとこは日本と馬があったんだろうか

897: 名無しさん@おーぷん 2014/09/22(月)17:29:47 ID:xe1xVycmh
>>890
ドイツも日本も資源がないので数に訴えることができない
なので旧式兵器の改修を繰り返すが
それが返って非効率を産みといった辺りでよく似てるかもね

906: 名無しさん@おーぷん 2014/09/22(月)17:32:29 ID:G0IJW6Lfm
>>884
戦時中に首相が2回も変わった日本と違いドイツは完全なる独裁体制だったんで、几帳面なヒトラーは過労死寸前だったとか。

924: 名無しさん@おーぷん 2014/09/22(月)17:37:53 ID:xH4Wvf2Ef
>>879
どうやら、リベットを切った職人の腕が未熟なだけだったみたいよ
機関区画は綺麗に切り取られた上に、表面を叩いて綺麗に均して仕上げていたみたいだし

なので、様々な区画がどうだったのかは、おして知るべし

943: 名無しさん@おーぷん 2014/09/22(月)17:42:20 ID:6DLyJGLWX
>>924
理解した。
先っちょの丸め方が下手な処理で尖ってたのね。

74: 名無しさん@おーぷん 2014/09/22(月)18:00:59 ID:xH4Wvf2Ef
そんじゃ、信濃の発着艦試験とかの話をしていくぞよ11月11日や12日には零戦や天山に紫電改や流星などが着艦試験を行ったという記録があるし、知っている人は多いと思う
だけど、この方の記憶の中では信濃自体は航行することはなく、停泊した状態で発着試験を行ったとのことだよ

まあ、その試験の前日には弊害が出てはいけないと言うことで、徹底的に着艦装置類やエレベーターと飛行甲板の整備が、徹底的という言葉も生温い位の勢いで行われたみたいだよ
新しく入ったばかりの工兵や、艤装員の水兵達が泣いて逃げ出そうとするほどに過酷な整備と、清掃に加えて、飛行甲板が砂埃を立てないように細心の注意を持って均し作業が行われたと、証言されているけれど、信濃の元乗員だった方の本には記載がないことがちょっとというか、この辺でも気に掛かる部分でもある

そうして細心の注意を払って行われた発着艦試験が、無事に終了した時は全員で胸をなでおろしていたそうだよ


後、未だに判然としない武装について聞いた記述もあるけど、需要あるのか? という疑問もある

77: 名無しさん@おーぷん 2014/09/22(月)18:01:44 ID:esWqz3Sui
>>74
実装されたときのために聞きたいね

84: 名無しさん@おーぷん 2014/09/22(月)18:02:35 ID:L4taFXdcc
>>74
武装ってのは信濃についてた機銃とかってことかな
それとも艦載機のやつ?

219: 名無しさん@おーぷん 2014/09/22(月)18:21:28 ID:xH4Wvf2Ef
>>84
機銃とかの対空砲関連だね

あるみたいだから書いていくよ~
この方の記憶によるものだから、他の生存者のものとは違う可能性ありと言うか、人によってブレにブレているし、どこまで信憑性があるのかは疑問と言う形にしてくだせぇ

まず、この方の記憶によると高角砲は全て搭載されていたとの事、但し、電気系統の工事が終わっていない為に動かせず半数以上が使用できず、戦力としては役に立たなかったとの事だ
機銃に関しては一部が搭載されていたものの、大部分が未搭載だった上に搭載されているものも銃弾がなくて、発射できないものばかりだったとの事、噴進砲については右舷側は艦首のものは装備されていたが、艦尾は装備されておらず、左舷側は予定された位置に全て装備されたいたらしい

この方の証言を基にした信濃のプラモを作っているから、完成したらうpするぞよ
後一月以上は掛かりそうだけど、許してくだちぃ…… 仕事が落ち着けばもう少し速くうpできるんだけどね……
というか、本当になんでご存命中に、こういうことをしなかったんだろうか…… 本当に生きている方が近くにいる人は話を聞いておいて、更には出来れば検証も進めてください…… でないと俺たちみたいになる……


そんで、この人は信濃の有名なあの写真が撮影された11月11日の公試時と思われる写真には、艦橋がある位置の左舷側にいたらしくて、あの写真には写ってないとのことだよw
後、食事については覚えてないとの事だった…… んな事よりも艦の状態があまりにも酷すぎて記憶にないと言うことだった

次でこの方が退艦された時のことを語っていくけれど、非常に痛い&厳しい描写があるので、苦手な人は注意!

243: 名無しさん@おーぷん 2014/09/22(月)18:27:21 ID:L4taFXdcc
>>219
高角砲も機銃も使えないなら余計に艦長が空襲を嫌って夜に出発しようとしたのかもね
地元に千歳会というのがあるみたいなんだけど、今も残ってるのかな…

85: 名無しさん@おーぷん 2014/09/22(月)18:02:52 ID:lrruE0vIw
>>74
サイレントな観客は多いぞ。実にな。
特に本に乗ってない証言は興味がわく


366: 名無しさん@おーぷん 2014/09/22(月)19:02:22 ID:xH4Wvf2Ef
んじゃ、退艦した時の話をしていく、本当に痛い&恐ろしい光景があるので苦手な人はスクロールしておくれ


そうして信濃の艦内生活にも慣れてきた11月20日の夜、その頃には艦内で残工事を全て呉海軍工廠で行われると言うことが伝わっていて、艦内の乗員やら行員の間には安堵の空気があったそうな
自分達のような未熟な連中じゃなくて、ちゃんとした工員のいる海軍工廠できちんとした工事が進んで、完全に完成できるっていう空気があったらしい

だけど、残っている工事は沢山あるし、進めないといけないことは大量にあると言うこで、艦内では相変わらずと言った具合で工事は進み続けていたそうだよ
なので大量のケーブルが艦内に張り巡らされて、本当に軍艦の艦内なのか? と、疑うくらいの状況が展開されていたそうな

ただ、今言われている水密扉が閉まらないとか、溶接されたはずの隔壁に穴が開いているとか、本当にあったらしい
場所によっては三分の一程度閉まっただけで、それ以上閉まらない扉もあったそうな、その上に隔壁については…… ここじゃ語れないくらいの穴が開いている区画があったと言うこと

まあ、長々と書いていったけど、この方が退艦された時の様子を書いていく
その日の勤務が終わって、自分の居住区に向かっていたら、日々の激務(と言うよりも生温いブラック勤務体制といえる、何しろ一日の平均労働時間が20時間って……)が祟ったのか、それとも千歳沈没から、引き続いての勤務によっての疲れが一気に出たのか、フラフラと歩いていたらしい
そんな感じで歩いていたら、足元に水密扉の隔壁に足を引っ掛けて、こけた

そうしてこけた先にはあの切られきっておらずに、鋭利な刃物のようになったリベットがあった
ザクッ!とかゴリッ!とかの音が聞こえたら、自分の脇腹を貫通していたそうだ

この時の状況で助かったのは、包丁みたいに細く長くなっていたことで、もしも、もう少し厚みがあったり、大きかったりしたら俺は確実に死んでいたな、と、語っていたよ
その時の傷跡も見せてもらったけれど、凄いというか、こんな傷跡があるのに良く助かったな、という感想だった

そんな事故だったけど、運良くすぐ傍には大勢の工員がいて、皆が近寄ってくるんだけど
全員が不気味なくらいに落ち着いていて、更には自分に適切な応急手当をしていくのを見て、恐ろしくなったそうだ

確かに信濃では事故が多発していたけれど、またかよ…… と、溜息を吐いていそうなくらいの表情と様子で応急処置をしていくこと、この以上としかいえない状況を見て恐ろしさで肝が冷える思いをしていたらしい

大量の血が流れているのを見て、あ、俺って怪我をしたんだ、と思ったらしいけれど、痛みとかは不思議となくて血がダクダクと流れるのが印象的だったそうだ
そうしてその日の内に、軍医の指示で近くの病院に運び込まれたみたいなんだが、それから9日後には沈没したと戦後(多分ここは間違いない、情報統制されていたみたいだし)に知って、あの時に怪我をして退艦出来て良かった
なんて思っていたそうな


この人に信濃が昼に出港していたら、呉に到達できていたか? と聞いた所

どんなに考えようと結果は同じ

その答えが返ってきたのが印象的でした、というか、水密試験がほぼ全て省略されている以上、あの当時、空襲を受けて至近弾でも受けてしまえば、ガチで危険だったし、むしろ魚雷を受けてどうしてアレだけの時間航行できたのかが不思議でならない程の艦内状況だったら見たい
それに、飛行甲板周辺の状況も未完成というか、明らかに戦闘には耐えられないと判断できるものが沢山あったらしい

更には、この空母、もしくは戦艦として完成させるとしても、ミッドウェー海戦に負けた辺りで無理矢理にでも出渠させて、呉に行かせて残工事を済ませるしかない
そういっていましたね

369: 名無しさん@おーぷん 2014/09/22(月)19:04:22 ID:gbCnno6wu
>>366
ヒエー
信濃ちゃん実装されたら「大丈夫、今度は水密もしっかりしてるし……」とか言うのかね

373: 名無しさん@おーぷん 2014/09/22(月)19:05:34 ID:PXhH4hjdL
>>366
運命のいたずらってあるもんだなぁ

374: 名無しさん@おーぷん 2014/09/22(月)19:05:59 ID:HihZsjFwW
>>366
なるほど、あっさり沈んでしまったのはちゃんと理由があったんね・・・

382: 名無しさん@おーぷん 2014/09/22(月)19:08:09 ID:L4taFXdcc
>>366
大和型とはいってもそんなにボロボロだったら魚雷一発で沈んでしまうんだろうな
怪我せずに信濃にのっていたとしたら…と思うと恐ろしいな

393: 名無しさん@おーぷん 2014/09/22(月)19:11:22 ID:43HS8fFYw
>>366
ハインリッヒの法則の1:30:300の1にあたる部分が撃沈だったってことかね

こういう話聞ける人がいないから興味深い

396: 名無しさん@おーぷん 2014/09/22(月)19:11:46 ID:iKMJZl4Vi
>>366
うーん、こういう話を聞いた後で、実装された信濃のスペックを見たら、
どんなに控えめな数値でも「盛ってるなぁ」と感じてしまいそう

要設計図改装が待ったなしなのも頷ける

423: 名無しさん@おーぷん 2014/09/22(月)19:16:24 ID:lqpvBy5gx
>>396
あくまで呉に無事着いて偽装完成したときのifだから…

426: 名無しさん@おーぷん 2014/09/22(月)19:16:36 ID:xH4Wvf2Ef
これで千歳&信濃に乗っていた人の話は終わりだけどお付き合いいただいてありがとうございました

因みに、ご遺族と連絡を取って、せめてご本人の当時の階級と所属部署でも明らかにさせてもらえないか? と聞いたところ、前回書いた詐欺師関連の理由で拒否されたこと、これを書いておきます

なので、俺が書いた証言については検証が多々必要であり、信憑性に着いても正確性を欠くものであることは、ここに書いておきます

最後に、信濃が大和型戦艦の艦体を流用して作られた艦だとは当時から知っていたみたいでした
震えながら、あんなに美しくて立派な戦艦の艦体が、あんなに…… と泣きそうになるのをこらえていたので、当時の信濃の状況も見えてくると思われます


後は、プラモについては、皆が忘れた頃にうpされているかも、しれぬので、期待せずに待ってて欲しい
仕事さえなかったら、もう少し速くうp出来そうなんだけどな

446: 名無しさん@おーぷん 2014/09/22(月)19:19:12 ID:L4taFXdcc
>>426
興味深い話をありがとう!

449: 名無しさん@おーぷん 2014/09/22(月)19:19:54 ID:PXhH4hjdL
>>426
おつ

453: 名無しさん@おーぷん 2014/09/22(月)19:20:37 ID:HihZsjFwW
>>426
ありがとうございました、戦争の記憶ってのは本当に貴重ですね
実体験を知らない俺らが、更にそのあとの世代に伝えておかなくちゃならないんだなあ

464: 名無しさん@おーぷん 2014/09/22(月)19:22:11 ID:zNFGZnqmb
>>426
貴重な話をありがとうございました

484: 名無しさん@おーぷん 2014/09/22(月)19:24:32 ID:o2eUdcHeX
>>426
おつかれでした
信濃も不幸というか、逼迫した戦況を体現したような艦だったんだね
実装された時には大事にしてやりたいな

523: 名無しさん@おーぷん 2014/09/22(月)19:28:02 ID:iKMJZl4Vi
>>426
おつかれさまでした
信濃が、船としての在り方をまっとうできなかったのは、残念に思いますわ
そう感じる機会を得られて、実に有意義でした ありがとうございました